技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。
技能検定は昭和34年に実施されて以来、年々内容の充実を図り、現在129職種について実施され、確かな技能の証として各職場において高く評価されています。
技能検定は、厚生労働省が定めた実施計画に基づいて、試験問題等の作成については中央職業能力開発協会が、試験の実施については各都道府県がそれぞれ行うこととされています。
また、各都道府県の業務のうち、受検申請書の受付、試験実施等の業務は各都道府県職業能力開発協会が行っています。
●国家資格
●技能検定の等級区分
技能検定には、現在、特級・1級・2級・3級に区分するもの、単一等級として等級を区分しないものがあります。それぞれの試験の程度は次のとおりです。
特級:管理者または監督者が通常有すべき技能の程度
1級及び単一等級:上級技能者が通常有すべき技能の程度
2級:中級技能者が通常有すべき技能の程度
3級:初級技能者が通常有すべき技能の程度
●試験方法・内容
・試験は、検定職種ごとに実技試験及び学科試験が行われます。
・実技試験は、原則として、試験日に先だってその課題が公表されます。試験時間は概ね4〜5時間で、職種によっては、標準時間と打切り時間が定められています。また、職種によっては、実際的な判断等を試験するために要素試験、筆記試験が行われます(この場合、試験問題の事前公表はされません)。
・学科試験は、全国統一して職種(作業)、等級ごとに同一の日に行われます。
●職種・試験科目はこちらを参照してください。
中央職業能力開発協会
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