核燃料取扱主任者は、ウランを加工し、燃料集合体を製造する加工工場や、使用した燃料から再びウランやプルトニウムを取り出す再処理工場で、核燃料の取扱や管理が安全に行われるよう監督する保安の責任者です。核燃料物質の加工および使用済み核燃料の再処理については、その取扱や管理等に高度の専門知識と技術を必要とします。
●国家資格
●受験資格:特に制限はなくどなたでも受験できます
●試験方法・内容
次の4科目について筆記試験が行われます。
1)核燃料物質の化学的性質及び物理的性質
・核燃料物質の基礎的性質
・原子炉燃料(構造、強度、燃焼、照射等)
・その他核燃料物質の化学的性質及び物理的性質に関すること
2)核燃料物質の取扱いに関する技術
・臨界防止
・火災爆発の防止
・耐震対策
・閉じ込め対策
・遮へい対策
・その他核燃料物質の取扱いに関する技術に関すること
3)放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術
・放射線の測定
・放射線管理(被ばく管理、環境安全)
・放射線障害及びその防止
・放射性廃棄物の管理
・その他放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術に関すること
4)核燃料物質に関する法令
・原子力基本法(昭和30年法律第186号)(政令を含む)
・原子炉等規制法(政令、省令及び告示を含む)
●試験科目の免除
第一種放射線取扱主任者試験に合格した者は「放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術」の試験科目が免除されます。
●お問合せ:経済産業省原子力安全・保安院原子力安全広報課
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