システム監査技術者は、内部監査人として、第三者的な立場から、トップマネジメントの視点で、企業の情報システムが経営に貢献しているかどうかを、安全性、効率性、信頼性、可用性、機密性、保全性、有用性、戦略性など幅広い側面から総合的に調査し、あるべき姿を描くことによって自ら形成した判断基準に照らして評価し、問題点について説得力のある改善勧告を行う者をいいます。
単に情報処理の視点からだけではなく、情報システムが企業及び社会に貢献できるように改善を促進するため、幅広い知識・経験・実践能力が要求されます。
主な役割と業務には次のものがあります。
1)監査計画を立案し、監査を実施し、監査結果をトップマネジメント及び関係者に報告する。
2)情報システムに関する内部統制機能の改善を促進し、その実効性を担保することによって、企業経営はもとより、情報社会・ネットワーク社会の健全化に貢献する。
●国家資格
●受験資格:どなたでも受験できますが、ある程度の実務経験は必要です。
●試験方法・内容
午前と午後に分けて筆記試験が行われます
・午前試験:多肢選択式 (四肢択一)55問出題して55問解答
1)コンピュータシステムU
2)システム開発と運用U
3)セキュリティと標準化V
4)情報化と経営U
5)監査V
※T・U・Vは技術のレベルを表し、Vが最も高度でVはU・Tを、UはTを含みます。
・午後試験:記述式4問出題して3問解答。論述式(小論文)2問出題して1問解答。
1)情報システム・通信ネットワーク・システム監査全般
2)システム監査の計画
3)システム監査の実施
4)システム監査の報告
5)システム監査関連法規
●お問合せ:独立行政法人・情報処理推進機構
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