福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障害者に対して、住み慣れた住まいで自立した生活を可能にし、住みやすい住環境を提案する頼もしいアドバイザーです。
医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身につけ、各種の専門職と連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。また福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスします。
福祉住環境コーディネーターの主な仕事
1)介護保険制度下での住宅改修に係わるケアマネジャーとの連携
2)福祉施策、福祉・保険サービスなどの情報提供
3)福祉用具、介護用品から家具までの選択と利用法のアドバイス
4)バリアフリー住宅への新築、建て替え、リフォームにおけるコーディネート
●公的資格
●受験資格
・1級:福祉住環境コーディネーター検定2級合格者
・2級、3級:特に制限はなく誰でも受験できます。
・各級の基準
1)3級:福祉と住環境の関連分野の基礎的な知識についての理解 度を確認する。
・超高齢社会が到来する中で、生活者として知っておくべき福祉一般の基本的知識を理解している。
・子供から高齢者にわたる全世代を対象に、生活者の視点から、地域コミュニティ・まちづくりを含んだ「福祉住環境整備の基礎知識」を理解している。
2)2級:3級レベルの知識に加え、福祉と住環境等の知識を実務に活かすために、幅広く確実な知識を身につけます。また、各専門職と連携して具体的な解決策を提案できる能力を求めます。
・介護、医療、福祉、建築、福祉用具に関する、専門の知識を身につけ、それらを適用できるまで深く理解している。
・福祉住環境に関する様々な問題点を抽出でき、クライアントのニーズ、経済的状況、福祉制度、建築による対応、福祉用具による対応等を総合的に勘案し、各専門職と連携し最適な解決策を提案できるだけの知識・技能を有している。
3)1級:3級・2級で得た知識をもとに、新築や住宅改修の具体的なプランニングができ、さらに安全で快適なまちづくりへの参画など、幅広い活動ができる能力を求めます。
・個々の住まいにとどまらず、買い物や散歩などに出かける日常生活圏全般に、また住宅として位置付けるべき社会福祉施設(ケアハウスやグループホームなどの住関連施設)までも視野に入れた住環境整備に係わる知識・技能を有している。
・地域社会におけるコーディネーターとしての能力、さらに福祉のまちづくりなどにも積極的に助言できるような技量と調整力を有している。
●試験方法・内容
・1級1次試験:マークート方式の筆記試験
1級公式テキストに該当する知識と、それを理解した上での応用力を問います。
2次試験:1次試験合格者に対し実施。論述および記述式試験。実務能力(課題に対する提案力)などの、実践力、応用力、総合的判断力を問います。
・2級:マークート方式の筆記試験
2級公式テキスト(新版)の本編(第1章〜第6章まで)の知識とそれを理解した上での応用力を問います。
・3級:マークート方式の筆記試験
3級公式テキスト(新版)の本編(第1章〜第5章まで)の知識とそれを理解した上での応用力を問います。
●お問合せ:東京商工会議所検定センター
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