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ウィル・スミス主演のアクション・コメディ。民衆の嫌われ者となってしまったスーパーヒーローが、敏腕PRマン夫婦の手を借りて奇想天外なイメージアップ作戦を展開する。
映画「ハンコック」は、ウィル・スミス主演のアクション・コメディ。この夏は「ダークナイト」や、「インクレディブル・ハルク」など、アメコミ出身のスターたちがスクリーンで活躍している。いずれも“スーパーマン”的正統派ヒーローとは違うキャラクターだが、この映画の主人公ハンコックのユニークさにはかなわないかも・・。
スクリーンに登場した彼は、ふてくされた飲んだくれで、やる気もゼロ。無精ひげにヨレヨレの服を着た姿は、ホームレスのようだ。酔っ払ってベンチに寝ころんでいるところを、通りがかった少年に「事件発生!」と起こされ、しかたなく犯罪現場へと飛んでいく。しかし、酔っ払い飛行でビルに激突。着地すれば道路に穴があく。
犯人が乗った車をビルの尖塔に突き刺すのはまだ序の口で、浜に上がったクジラを救うはずが、ビュ〜ンと放り投げて沖のヨットに命中させてしまう。
まったく、彼こそ“破壊者”。社会に多大な損害を与えれば、ひんしゅくを買って「憎まれヒーロー」になるのは当たり前。
超人的パワーを使い過ぎて、人助けをしても逆に街を混乱させてしまうヒーローのハンコック。それが原因で人々に煙たがられる彼だったが、ある事故から救った宣伝マンのレイから好感度を上げる手助けを申し出される。
ヒロインにはシャーリーズ・セロンを迎え、ラブストーリーやドラマの要素も盛り込こまれたエンターテイメント作品に仕上がっている。
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