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中国の歴史において、もっとも煌びやかな王朝期であった唐の時代を舞台に、巨匠チャン・イーモウ監督が宮廷の内幕を描いた壮大な歴史アクション。登場人物は史実に基づいてはいないが、庶民の誰もが憧れるセレブリティの汚れた裏側を暴くように、王朝一家のドロドロした人間模様をまざまざと描いている。
かつては一介の軍人だったが権力を手にするために王家の娘と結婚した王は、根っからの封建主義者。政略結婚の2人の愛は、当然のごとくすぐに冷めていた。そして今、王妃は継子である皇太子と不倫関係にある。それだけでもうドロドロ度満点だが、王は病気がちな妻を気遣うふりをして、自らが調合した微量の毒を含んだ薬を飲ませ続けるのだった。そして夫婦の亀裂は、やがて国家を揺るがすほどの事件に発展していく。
キャストも豪華。王を演じたのは、言わずと知れたアジアの大スター、チョウ・ユンファ。淡々と王妃殺害計画を立て、顕示欲にまみれた王を貫禄たっぷりに演じている。王妃に扮したのはコン・リー。40キロもあったという豪華な衣装を涼しい顔で着こなし、立ち振る舞いを観ているだけで心奪われる気品に溢れている。そして、第二王子を演じたジェイ・チョウにも大注目。彼は、今アジアで絶大な人気を集めるポップシンガーだが、俳優としての才能も感じさせる。次期王としての父からの期待と、母への想いの狭間で揺れ動く第二王子。その複雑な心情を静かに表現しながら、アクションもバッチリ決まっている。
2008年4月12日公開
「王妃の紋章」公式サイトはこちらから
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