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映画「1408号室」は全米公開されると、「グリーンマイル」を抜いてスティーブン・キング原作映画史上最大のヒットを記録した。キングの作品には「キャリー」「シャイニング」といったホラーと、「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」のような非ホラーがあるが、「呪われた部屋」が舞台という「1408号室」は、ホラーでもまさに直球勝負の作品。「幽霊を信じないオカルト作家」という、キング自身を皮肉ったような主人公が、呪われた部屋で恐怖のひと時を過ごす。
全米公開の際、3日間の興行収入がキング原作映画過去最高の記録を樹立した背景には、キングファン納得のストーリーテリングの妙があったようだ。キングといえば、モダンホラー小説界の王様(キング)であり、その著作のほとんどが映像化されているといっても過言ではない。
「アメリカの家庭には2冊の本が必ずある。一冊は聖書で、もう一冊はスティーヴン・キングの小説だ」といわれるほどキングの人気は高く、アメリカのみならず世界中に熱狂的なファンが存在するがゆえに、映画作品が辛口に評価されてしまう理由なのだろう。だが、今回の「1408号室」はキング・ファン納得の内容で、興行面と内容面ともに好評を博している。
本作は、キングが何となく書いた冒頭部分から生まれた短編小説「一四〇八」をベースに、宿泊客56人全員が謎の死を遂げたドルフィンホテルの1408号室を取材しにきた、オカルト作家マイク・エンズリン(ジョン・キューザック)の恐怖の一夜を描く。そのオカルト作家のマイクのキャラクターが、まるでキング自身のようであるという面白さと、小説「シャイニング」「ミザリー」「超高層ビルの恐怖」などなどキング小説のオマージュがエピソードの中に散りばめられ、見事に恐怖と融合している。この点が、ホラー映画ファンおよび熱狂的なキング・ファンの足を劇場に運ばせた要因ではないだろうか。果たして日本の観客にこの恐怖は届くのか・・・。
ストーリー
娘を亡くして心に痛手を負っているオカルト作家マイク・エンズリンの元に、一通の葉書が届く。それは「ニューヨークのドルフィンホテルの1408号室に入ってはいけない」とだけ書かれたものだった。調査を始めたマイクは、この部屋の宿泊客が次々と自殺を遂げたことを知る。ホテルの支配人の警告を無視し、部屋の宿泊を決めたマイク。しかし、恐るべき超常現象が彼を襲い始める・・。
▽スティーブン・キング原作、映画「1408号室」のヒットした理由 のキーワード
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